インターネットのドメイン(このサイトのURLであるokanemouke.comのような文字列)も投資の対象になります。私も以前、数字のドメインを中国のバイヤーに数百万円で売却したことがあります。
世界で取引されたこれまでの高価なドメインとしては次のようなものが挙げられます*。
(1) Voice.com = 3000万ドル(約42億円) ※2019年売却
(2)360.com = 1700万ドル(約24億円) ※2015年売却
(3)Sex.com =1300万ドル(約18億円) ※2010年売却
ドメインの文字列は「世界に一つしか存在しない」ため、NFTや骨董品のような知的財産としての価値を持っています。
ドメイン投資の基本
- ドメインの購入:
- ドメイン名を取得するためには、ドメイン登録サービス(レジストラ)を通じて購入します。ドメインには通常、年単位の使用料がかかります。日本でいえばムームードメイン、お名前.comなど、海外でいえばGodaddy.com、Networksolutions.comなどが挙げられます。
- ドメインの選定:
- 価値のあるドメインを選ぶためには、市場のトレンドや人気のキーワードを調査し、将来的に需要が高まりそうなドメイン名を見つけることが重要です。ドメインの売買は海外マーケットが主流ですので、日本語ドメインや.JPドメインはなかなか売りづらいです。
- ドメインの管理:
- ドメインの所有権を維持し続けるためには、更新手続きを行う必要があります。また、ドメインが期限切れなどにならずに適切に管理されていることを定期的に確認することも大切です。
- 売却と利益確保:
- 価値が上昇したドメインを他の投資家や企業に売却して利益を得ます。売却先を見つけるためには、ドメインマーケットプレイスやオークションサイトを利用することが一般的です。
ドメイン投資の利点
- 潜在的な高リターン:
- 特に人気のあるキーワードやブランド名を含むドメインは、高額で売却できる可能性があります。成功すれば大きなリターンを得ることができます。
- 低初期投資:
- ドメインの購入には比較的低い初期投資で十分です。取得費用ゼロ円などのキャンペーンなども実施されています。維持費も年間数千円程度なので、他の投資に比べればハードルは低いと言えるでしょう。
- 市場の成長:
- インターネットの利用が広がる中で、価値のあるドメインの需要は増加する可能性があります。新しい業界やトレンドに関連するドメインは特に価値が高くなることがあります。
- 管理の容易さ:
- ドメインの保有・管理は比較的簡単で、オンラインで簡単に更新手続きや管理が行えます。
- 長期的な投資:
- ドメインの価値が上がるまで待つことができるため、長期的な視点での投資が可能です。
2020年ころにドメイン売買のブームが起こり、私も海外(主に中国)にいくつか売却しました。相場もあってないようなもので、価格交渉もなかなかタフでした。貴重な経験をさせてもらったと今では思います。
国内ではドメイン売買の市場はまだ未成熟と言っても良いでしょう。ドメインに投資するなら、国際マーケットを舞台に活動して見てください。
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